小児成長ホルモン治療適応判定
プラダー・ウィリ症候群
ヒト成長ホルモン治療適応基準
Ⅰ.ヒト成長ホルモン治療開始時の適応基準
1.骨年齢
男子17歳未満、女子15歳未満
2.身長発育
現在の身長が同性、同年齢の〔標準値-2SD〕以下、あるいは年間の成長速度が2年以上にわたって同性、同年齢の〔標準成長率-1.5SD〕以下である場合。
3.染色体分析
染色体15q11-13上におけるPrader-Willi症候群責任領域の欠失もしくはDNAメチル化異常などが存在する。(染色体分染法、FISH法もしくはDNAメチル化試験などで証明する)
4.食事療法、運動療法の指導がなされているもの
※ 肥満度20%以上であって、かつ、この1年間の肥満度が20%以上増加しているものは食事療養、
運動療法がなされていないものとする。
5.肥満度90%以下のもの
6.上気道閉塞または睡眠時無呼吸がある場合は、適応がないものとする。
(高度肥満、呼吸障害または睡眠時無呼吸の既往、呼吸器感染の要因を持つ本症患者において
死亡例が報告されている)
7.糖尿病を発症しているものは適応がないものとする。
(肥満度の算定にあたっては伊藤善也作成の基準値を用いること)
◎判定結果は、ヒト成長ホルモン治療適応判定書等の文書により、お知らせいたします。
男子17歳未満、女子15歳未満
2.身長発育
現在の身長が同性、同年齢の〔標準値-2SD〕以下、あるいは年間の成長速度が2年以上にわたって同性、同年齢の〔標準成長率-1.5SD〕以下である場合。
3.染色体分析
染色体15q11-13上におけるPrader-Willi症候群責任領域の欠失もしくはDNAメチル化異常などが存在する。(染色体分染法、FISH法もしくはDNAメチル化試験などで証明する)
4.食事療法、運動療法の指導がなされているもの
※ 肥満度20%以上であって、かつ、この1年間の肥満度が20%以上増加しているものは食事療養、
運動療法がなされていないものとする。
5.肥満度90%以下のもの
6.上気道閉塞または睡眠時無呼吸がある場合は、適応がないものとする。
(高度肥満、呼吸障害または睡眠時無呼吸の既往、呼吸器感染の要因を持つ本症患者において
死亡例が報告されている)
7.糖尿病を発症しているものは適応がないものとする。
(肥満度の算定にあたっては伊藤善也作成の基準値を用いること)
◎判定結果は、ヒト成長ホルモン治療適応判定書等の文書により、お知らせいたします。
Ⅱ.ヒト成長ホルモン治療継続の適応基準
1.以下の項目のいずれかを充たしたときを、治療継続の適応があると判定いたします。
a.成長速度 ≧4.0㎝/年
b.治療中1年間の成長速度と治療前1年間の成長速度の差が、1.0㎝/年以上の場合
c.治療2年目以降で、治療中1年間の成長速度が下記の場合
2年目 ≧2.0㎝/年
3年目 ≧1.0㎝/年
2.以下の項目のいずれかを充たしたときは、治療継続の適応はないものと判定いたします。
1)上記の治療継続の基準を充たさない場合
2)骨年齢 男子17歳以上、女子15歳以上
3)重篤な有害事象が生じたとき
4)肥満度が90%を超えた場合
5)糖尿病を発症したもの
◎判定結果は、ヒト成長ホルモン治療適応判定書等の文書により、お知らせいたします。
a.成長速度 ≧4.0㎝/年
b.治療中1年間の成長速度と治療前1年間の成長速度の差が、1.0㎝/年以上の場合
c.治療2年目以降で、治療中1年間の成長速度が下記の場合
2年目 ≧2.0㎝/年
3年目 ≧1.0㎝/年
2.以下の項目のいずれかを充たしたときは、治療継続の適応はないものと判定いたします。
1)上記の治療継続の基準を充たさない場合
2)骨年齢 男子17歳以上、女子15歳以上
3)重篤な有害事象が生じたとき
4)肥満度が90%を超えた場合
5)糖尿病を発症したもの
◎判定結果は、ヒト成長ホルモン治療適応判定書等の文書により、お知らせいたします。
プラダー・ウィリ症候群 フローチャート PDF
身長基準・成長速度基準(男女) PDF
性別年齢別肥満度+90%の体重 PDF