ヨウ素関連調査研究事業

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事業内容

☆ マダガスカル共和国へのヨウ素酸カリウム贈呈式(2018年10月) PDF


☆ ヨウ素欠乏地域へのヨウ素の無償供与(2015年3月) PDF


☆ICCIDDへの研究支援(2013年)
ICCIDD Global NetworkのExecutive DirectorであるProf. Zimmermannから「ヨウ素添加塩あるいはオイルが出生前と出生後の成長に及ぼす効果についての系統的総説」(PDF)を作成するための研究費を協会にサポートしてもらえないかとの依頼があり、26,200USドルのうち、日本円で100万円を助成しました。

☆世界保健機関(WHO)による学童甲状腺容積の国際基準作成プロジェクト(2002年)
 ヨウ素欠乏症の疫学的基準の一つである学童の甲状腺容積について世界的に共通して使用できる基準値を作成することがWHOによって提言されたことを受けて、世界のヨウ素摂取量の十分な地域を北アメリカ・南アメリカ・中央ヨーロッパ・地中海東部地域・アフリカ・西太平洋地域から各1箇所選び、スイス国立技術院・スイス国立栄養研究所のDrs. Zimmermann MB, Hess SYを中心として6-12歳の小児、合計3500名を対象に超音波断層装置を用いて調査がおこなわれました。成長科学協会は両氏と協力して北海道旭川市・中標津町、東京都目黒区の小学校において合計1253名の学童の甲状腺容積、尿中ヨウ素濃度を測定し、その結果は甲状腺容積の国際基準の作成に用いられました。

☆開発途上国ヨード欠乏症対策ワークショップ
 アジア諸国を中心とする開発途上国のIDD対策に関わる人材開発、特に開発途上国のハイレベル中央行政官のための研修事業として東京で開催された国際厚生事業団の主催するワークショップにICCIDD日本代表の入江實がmain advisorとして協力しました。

第1回ワークショップ 1997年12月3~5日
参加10ヵ国(バングラデシュ、中国、インドネシア、ラオス、モンゴル、ミャンマー、ネパール、スリ・ランカ、タイ、ヴェトナム)


第2回ワークショップ 1999年2月17~19日
参加6ヵ国(ブータン、カンボジア、インド、マレイシア、パキスタン、フィリピン)


第3回ワークショップ 2000年2月15~17日
参加5ヵ国(カンボジア、バングラデシュ、インドネシア、ネパール、フィリピン)


 本ワークショップの開催により、参加国16か国21名の行政官の研修が終了し、参加者によって各国での対策が継続されています。


☆ 国際会議、シンポジウム、講演会
1992年4月6~9日 「IDD and Salt Iodization」第7回国際塩シンポジウム(京都)

2000年10月20日 講演会「ヨード欠乏症(IDD)とその対策」
12th International Thyroid Congress(国際甲状腺会議)
プレミーテイング(東京)

   同  22日 12th International Thyroid Congress(国際甲状腺会議)
ICCIDDサテライトミーテイング(京都)


参考文献:入江 實 2001 ヨード欠乏症に対するODAの役割に関する検討.平成12年度国際協力事業団客員研究員報告書、国際協力事業団国際協力総合研修所、東京
(http://jica-ri.jica.go.jp/IFIC_and_JBICI-Studies/jica-ri/publication/archives/jica/kyakuin/200103_04.html)